人手不足だから、需要があるから、海外と比較して安いから、、、いまの大都市圏(特に東京都内)のホテルの販売単価の高騰はいままで経験したことの無い販売単価(ADR)となっている。しかし果たして価値が価格に見合っているホテルがいくつあるのか?
混雑し待ち時間が増え、サービスがおざなりになってしまっては、商品価値自体は大きく低下することになる。
売価に見合った価値の提供がなければ、今は良くてもビジネスとしては継続しない。需要があるからと言って身の丈を超えた価格設定はお得意様や顧客の信頼をなくす。
人手不足なので販売室数を限定して単価をアップさせるというとは理解しているが、同時に提供価値も高める努力が必要だということは言うまでもないことである。
少人数でも満足度を低下させないためにはシステム化などはもちろんだが、個々の能力アップが必須である。そのためにも教育研修(人材育成)の重要性が今まで以上に増してきているのではないか。
会社側の努力はもちろんだが、働く側にも自らの努力(勉強や情報収集など)が求められている。業界全体やそこで働くスタッフの成長のための大きなチャンス到来ではないだろうか。